先物取引の決済方法と注意点を確かめよう

先物取引を行う際の注意点

先物取引は、非常に魅力的な取引ですが、そのリスクも高い取引です。
リスクをうまくコントロールしながら大きな利益をあげるためにも、以下の2つの注意点を守りながら先物取引を行いましょう。
1.余裕のある証拠金管理をしよう
先物取引に欠かせない証拠金が不足すると、強制的に建玉(取引が役定された後に反対売買されないまま残っている未決済分の銘柄のこと)を決済されてしまいます。預け入れている受入証拠金の額と取引に必要証拠金の額に差をつけずに取引を行うと、少しの評価損や維持証拠金のわずかな引き下げに伴って、証拠金不足や強制決済となってしまう可能性が高くなるのです。また、証拠金に余裕を持たせれば急な相場変動があっても安心です。
2.損失は一定の範囲内に抑えよう
相場の予想が外れてしまうこともあります。しかし、損失が出てしまった時こそ、勇気を持って損切りをすることで、より大きな損失の発生を防ぐことにつながります。

先物取引ではどうやって決済するの?

先物取引でよく用いられる取引方法に「差金決済」というものがあります。
これは、株取引のように毎回の売買で株券や代金を交換するのではなく、買い付けまたは売り付けを約束した時点での取引対象の価格と、決済をする時点での取引対象の価格の差額(取引によって生じた損益)のみを受渡すことをもって決済終了とする決済方法です。
ただし、中期国債先物、長期国債先物、超長期国債先物については、決済方法が異なります。これらの国債先物では、取引最終日までに自分が買っている銘柄は転売し、売っている銘柄を買い戻す反対売買によって決済するか、受渡決済の期日に売り手が買い手に投資対象の国債(原資産)を引き渡して決済する受渡決済という方法をとります。
ただし、国債先物のうちミニ長期国債先物については、受渡決済ではなく、他の先物と同じような差金決済もしくは反対売買を行うことにより決済します。


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