先物取引のメリット・デメリットを詳しくリサーチ

先物取引は、いわゆる金融派生商品(デリバティブ)の一つで、将来行う売買についてあらかじめその価格や数量、実際の売買を行う期日などの約束のみを行い、期日が来たら決まった価格と数量において売買を行うというものです。売買の対象になるものは、貴金属などの実際の商品から、有価証券や株価指数など多岐にわたります。なお、貴金属などを売買するものは商品先物取引、株価指数などを売買するものは金融先物取引と呼ばれて区別されています。
では、簡単な例を使って先物取引についてしっかりと理解しましょう。

あなたはパスタとピザが売りのレストランを経営しています。

パスタやピザの材料の野菜や魚、肉、そして小麦粉は、その年の天候や環境にその値段が大きく左右されますよね。しかし、原材料の価格変動に合わせてその都度メニューの価格を変えるというわけにはいきません。野菜や魚、お肉の価格変動については、メニューや材料を変更して対応できるでしょうが、パスタにもピザにも使う小麦粉を買わないわけにはいきませんよね。つまり、何も手を打たなければ、小麦粉の高騰が店の利益減少に直結するのです。しかし、先物取引によってあらかじめ小麦粉の値段を決めて売買をすれば、小麦粉の価格変動に振り回されることなく店の利益を安定させることができます。
特定の日に予め決めた価格で小麦粉を購入する約束をしておけば、いざその期日が来た時に市場価格が上がっていたとしても、市場価格より安い価格で小麦粉を買うことができます。一方で、市場価格が下がったときは、市場価格より高い価格で買うので、損をしたように感じられますが、あらかじめ決めた価格でメニューの材料費を計算すれば、当初の想定通りの利益が出るので安心です。

このように、先物取引では値段の変動するものを一定の価格で売買できるので、価格変動による影響を避けるためのリスクヘッジとして利用されているのです。